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□意味を超える「音」 - 音楽現象学の試み [textes/思考] 2010/10/8
たまに私の音楽について「何を言いたいんだかわからない」といった感想をもらうことがある。 何を言いたいって・・・私としては別に何も言いたいことはない。そもそも何か言いたいなら言葉を使うべきであって、わざ...
□健康幻想 [textes/思考] 2010/6/4
日本人の普遍的な、時代の感受性は、たとえば「健康」「癒し」などへの「前向き」な姿勢、そういったものの価値観を宗教的に崇拝しているらしい。この感受性はしばしば強迫的であり、「反動」に対する攻撃は、とき...
□エレクトロニカと死 [textes/思考/音楽] 2010/4/23
こないだ作った「反復 Wiederholung」は、自分ではなかなかの出来と思い、気に入っている。 が、「エレクトロニカ Electronica」と銘打っていたものの、厳密に言うと疑問だ。 Wi...
□パッケージとしての音楽 [textes/思考/音楽] 2010/3/10
こんど作ろうと思っているのは、ふっきれたようにPOPな曲だ。 クラシカルな音楽性を基盤として出発した「断絶詩集」は、「エンドン Endon」を経由して、今度こそシンプルなPOP性に飛躍するだろう。...
□Endonが完成 [textes/思考/音楽] 2010/2/27
「断絶詩集」の3曲目、「エンドン Endon」を公開した。 Endonはテレンバッハの術語で、内因性Endogene精神疾患の「内因」を生み出すもととなる、人間の「根源」である(『メランコリー』木村...
□Twitterの現象学とメランコリー [textes/思考] 2010/2/10
ここ数ヶ月木村敏氏の著作を読みふけり、そのユニークな哲学的(ハイデッガー由来の現象学的)精神病理学に心惹かれている。 木村氏によると、「自己(主体)」は、生物学的個体そのものの「うちに」あるのでは...
□反復と断絶 [textes/思考] 2009/11/15
フロイト-ラカンが重要な概念として強調する「反復」とは、反復強迫、まずは「外傷の反復」である。フロイトは「快楽原則の彼岸」(1920)の中で、主体にとって疎ましく、破壊的なものであるような外傷の記憶...
□装甲する身体 [textes/思考] 2009/10/5
自己の身体を、意識された不特定の他者たちの視線中にさらすことは、自己イメージを意図的に再構成して対象化しなおし、もう一つの視点からそれを眺める、といった自己分裂の営みにつながっていくことになるだろう...
□ポップとは何か [textes/思考] 2009/1/20
ポップ・ミュージックは、既存の修辞法を収集して組み合わせ、再活用することを基礎とする。 つまり共有される既存の言語群(ラング)を常に前提としており、記号と化した音楽要素(フレーズ、リズム、コードなど)...
□芸術原理 [textes/思考] 2006/6/29
音楽等各種の「作品」制作に関して、私の根本的なスタンスを示すために、この文章を置きます。
この文章は、折に触れ追記され、改訂されていくことになるでしょう。
(2008.12.3全面改訂、未完結)
[2008/12/3記 未完] 終わらない芸術 芸術という言葉は、ほんとうは好きではない。 それは前時代的なイメージを一般に伴うからだ。 20世紀は「偉大な芸術家」という物語を失った。「芸術の創作...
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