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[思考] 批評 自作解析 notes すべて


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  1. メタモルフォーゼ [textes/思考] 2003/9/14

    絶え間ない転身。自己否定。

    たぶん、私たちがほこるべき自己などどこにも存在しない。 自己同一性なる観念そのものが幻想であり、1個の存在として現れているのは単に1個の身体組織なのであって、「この私」と語っているこの主体なのではな...

  2. ポピュラーミュージックをいかに語るべきか [textes/思考] 2006/5/27

    バッハやモーツァルトが世俗の舞曲や音楽の悪ふざけを愛したように、巷間に流行する音楽を注目することは、決して非難されるべきことではない。 今日、音楽といえばまずはポピュラー・ミュージックであり、「シーン...

  3. 作品 [textes/思考] 2003/9/16

    私は何かのために書くのではない。

    作品とは未知の身体であり、書くこととは身体への渇望のはけ口である。 何か実用的な目的とか、ロマンティックな目的で書くなどと称しているいんちきに加担するわけにはいかない。 書くことの中身には希望などあり...

  4. 中間言語としてのWeb [textes/思考] 2004/7/17

    すでにブログ・掲示板・チャット・メールといった言語の流通領域は、エクリチュールとしての「HTML」も「作品」も凌駕しているのかもしれない。

    言語をとりあえずパロール(話される言葉)とエクリチュール(書かれる言葉)に分けるという、ソシュールによるふるいモデルに沿って言うなら、インターネットで現在飛び交っているのはむしろ、その中間に位置する...

  5. フーガを書く [textes/思考] 2003/8/22

    そこに現れるのは「できごと」だろう。

    フーガは自らを生成する。私の意図を超えたところで、次々と音組織が形成されていく。 フーガを書くということには、エクリチュールそれ自体の快楽があるに違いない。 つまり、フーガはフーガとして企図されたそ...

  6. 記号の国 [textes/思考] 2003/9/19

    「書くこと」はついに、記号の社会的連鎖の網を突破できるだろうか。

    私たちは 記号の国 に住んでいる。 言説 は日常のあらゆる箇所を満たしており、 記号を介さず「もの自体」に直接触れることが、よほど困難にさえ見える。 そして私たちは記号を身にまとうため、...

  7. ポーシロスチ [textes/思考] 2004/8/14

    ナボコフ「ニコライ・ゴーゴリ」(平凡社・青山太郎訳)のなかに、注目すべき概念が出てくる。 「ポーシロスチ poshlost」だ。 「poshlastとは単に誰が見てもつまらないというだけのものではな...

  8. clefsとは何か. [textes/思考] 2006/5/22

    仏語clef(クレ)は英語のkeyに該当し、当サイトでは「鍵語」を意味する。 つまりKeywordなのだが、この一般的なニュアンスの語とは区別し、精神のなかに明滅し、固有の質量をもった一連の語群を指す...

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