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作品

textes/思考

written 2003/9/16


私は何かのために書くのではない。

作品とは未知の身体であり、書くこととは身体への渇望のはけ口である。
何か実用的な目的とか、ロマンティックな目的で書くなどと称しているいんちきに加担するわけにはいかない。
書くことの中身には希望などありはしない。あるとしたら、あれくるう欲望の波だけだ。
だが、いつでもこの欲望が外に出てくるわけでもない。身体の創出のためには恐るべき試練が必要だ。
この生成作用は1個のできごととしてあらわれるべきだろう。


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