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メタモルフォーゼ

textes/思考

written 2003/9/14


絶え間ない転身。自己否定。

たぶん、私たちがほこるべき自己などどこにも存在しない。
自己同一性なる観念そのものが幻想であり、1個の存在として現れているのは単に1個の身体組織なのであって、「この私」と語っているこの主体なのではない。
デカルトの主体はすでに転覆されている。

意識は常に、物語としての自己を維持しようとする。この虚像は私たちを慰めるだろう。
しかしこの慰めはどうしようもない退屈さの中に私を誘う。

私はいつまでもこの私であるわけにはいかない。もっと遠くへ行きたいのだ。
海の向こうへ、山頂へ、地の底へ。

メタモルフォーゼへの終わりのない欲望に、すべてを賭けなければならない。


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