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□イーゴル・ストラヴィンスキー [textes/批評/音楽] 2007/2/28
Stravinsky, Igor (1882-1971)
天才的な才能という言葉を喚起せずにはいられないのは、たとえばストラヴィンスキーの作品に接したときだ。 節操がないくらいに様々な書法を試しながらも、どの作品も見事に一貫して「ストラヴィンスキー」に違い...
□ベンジャミン・ブリテン [textes/批評/音楽] 2003/9/6
Britten, Benjamin (1913-1976)
ブリテンの音楽は、よくわからない。 というのは、ストレートにはげしく表現する作曲家ではないので、 技巧がしっかりしてるのとか曲として整っていることとかはわかるのだけど、何をやろうとしていたのかが、最初...
□ブロンテ『嵐が丘』 [textes/批評/文学] 2006/8/24
エミリ・ブロンテの『嵐が丘 』なぞをいまさら読み返したのは、これまた再読のジョルジュ・バタイユ『文学と悪』の中でこの小説が絶賛されていたからだ。 エロチスムとは、死を賭するまでの生の讃歌ではな...
□垂直線に中断された街:篠有里さんの写真 [textes/批評/websites] 2006/6/25
web上の写真家、篠有里さんの作品について、つたない言葉を寄せさせていただきます。 [2006/06/28 本文に少し修正を加えました。] 篠さんの写真はご自身のwebsite、「街を歩く」でたくさ...
□写真とは何か〜バルト『イメージの修辞学』 [textes/批評/哲学・思想] 2006/6/20
姉の葬儀のために中断されていたが、最近、「写真」というものについて考えていた。 きっかけはバルトの『映像の修辞学』だ。 ちくま学芸文庫の1冊で、さすがバルトという感じで面白い本なのだが、このなかの...
□空虚さのエクリチュール:倖田來未と泉鏡花 [textes/批評/音楽] 2006/6/5
倖田來未試論・3
倖田來未という現象はふかい空虚さを表象している。 彼女の歌には、歌唱に関して相当の技術が見られるのに、音楽としての高度さや深さはまるでないという事実。エモーショナルで、こんなに心に訴えてくるのに、訴...
□ラヴェルに足りないもの [textes/批評/音楽] 2003/5/11
以前お気に入りだったこの作曲家に対して、今の私はかなり批判的だ。 もちろん卓抜な作曲ではあるが、何かが足りない気がしている。 たとえば「夜のガスパール〜オンディーヌ」。しばしばピアノ名曲集にも入...
□キャラクターという幻想 [textes/批評/文化全般] 2002/8/16
ここで言及したいのはいわゆる幼児向けの「キャラクター」であり、私は、2歳になる娘とともに、それらに接してきた体験を通して、語りたいと思っている。 生後間もない乳児はまだ何も見えていないのかもしれ...
□エマニュエル・レヴィナス [textes/批評/哲学・思想] 2004/12/10
Levinas, Emmanuel (1905-1995)
私にとって、いま最も魅惑的な哲学者の一人だ。 その魅力の大半は、「他者の他者性」の思想もさることながら、あの重厚で複雑怪奇な、難解きわまりない文体にあるかもしれない。 異様な、ほとんど独りよがりでさ...
□モーリス・ラヴェル [textes/批評/音楽] 2003/9/6
Ravel, Joseph Maurice (1875-1937)
本当に技巧の巧みな人。 美に対する感受性は素朴で、一方形式に対する感覚はきっちりしているので、ドビュッシーより好きという人も多いかもしれない。 なお、音楽史では「印象派」にくくられているが、 ラヴ...
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