[ 神話の森のいきものがかり ]へのコメント
textes/批評/音楽
「神話の森のいきものがかり」、興味深く拝見しました。子供が聴いていたのを横から聴いた親がハマるという同じパターンで、ウチにはアルバム3枚揃ってます。共通の話題づくりという下心もありまして。
>そしてこの「中学生みたいな感じ」が「いきものがたり」のキーワードであり、それが若い層(中高生)に受けるポイントになっているのだ。
NHK好みというかPTA推薦というか、妙に良い子っぽい。これは男性メンバー二人が高校時代に路上でガールハント(生き物狩り)をして得たノウハウでしょう。普通の女の子を引き寄せるための。
>今日の若者は、たぶん現実には「どこをどう歩くべきか」という重い思想性に関する限り、とても希薄になっていると思う。それは大人たちの言説空間があまりにも混沌としすぎていて、若者に確かな道を指し示すことなど誰にもできないという状況を受けているのだ。
神話というと、キャンベルの英雄神話のパターン、旅立ち→通過儀礼→帰還を思い出します。現代社会では「通過儀礼」が曖昧になっているから、出発してみたけれど「どこをどう歩くべきか」わからない。中高年になっても通過儀礼が終了していない。「帰りたくなったよ」と言いたくなりますね。
しかし、この素晴らしいボーカリストに独占的に楽曲を提供できる二人は幸せ者ですな。
(09/8/2 19:11)
Res
いいがかりさん、こんにちは。
誰かにいいがかりをつけられたかと思ってちょっと焦りました。。
> しかし、この素晴らしいボーカリストに独占的に楽曲を提供できる二人は幸せ者ですな。
大口パクパクの、いかにも合唱曲ふう歌唱法の基本に忠実な吉岡さんのボーカルは、新鮮で、なかなかいいですね。ただ、もうちょっと繊細な部分もあってほしいような・・・。
しかし、常に全力投球でやっているような、熱血高校球児ふうのすがすがしさは感じますね。
ライブでエコー過剰なマイクを使って延々と歌われたら、ちょっと聞いてる方も疲れるかもしれませんが・・・。どうでしょうね。
(09/8/2 19:41)
Res
あらためまして、はじめまして。言い掛かりではなくて、良い係りです。
> 大口パクパクの、いかにも合唱曲ふう歌唱法の基本に忠実な吉岡さんのボーカルは、新鮮で、なかなかいいですね。ただ、もうちょっと繊細な部分もあってほしいような・・・。
youtubeでインディーズの録音が聴けますが、ささやき声やビブラートを使って色気を出した歌い方でした。メジャーデビューの際に中学生風一本調子唱法に変えたようです。レコード会社のマーケティングの意向でしょう。賞味期限がくれば変えるのではないでしょうか。
(09/8/2 22:24)
Res
良い係さん、こんばんは。
> youtubeでインディーズの録音が聴けますが、ささやき声やビブラートを使って色気を出した歌い方でした。メジャーデビューの際に中学生風一本調子唱法に変えたようです。レコード会社のマーケティングの意向でしょう。賞味期限がくれば変えるのではないでしょうか。
そうなんですか。
自分としては、彼女は音楽短大のミュージカルコースなんてものを出てるので、そこで編み出した歌い方なのかなと思っていました。そういえば、地声のあの歌唱法はクラシックの声楽というよりミュージカルかも・・・と。
まあ、過去にはいろいろやっていたでしょうね。CD出す前はスランプみたいなときもあたようだし。
ほんとのところはどうなのか、本人に聞いてみないとわからないので、憶測であれこれ言うのはやめときます。
賞味期限と言えば、いきものがかりはわりと短命そうな感じがしますね。彼ら自身があまり歳いっちゃうと、中高生はあっさりと去っていくだろうし。
でも、うまく転べば、彼らは21世紀のフォークミュージックみたいなものになってくれるかもしれない。と、ちょっと楽しみにしています。
(09/8/3 19:10)
Res
ちょっとしつこいいいがかりです。こんばんは。
> でも、うまく転べば、彼らは21世紀のフォークミュージックみたいなものになってくれるかもしれない。と、ちょっと楽しみにしています。
そう、たとえば、1stアルバムの「KIRA KIRA TRAIN」という曲は、歌詞が「なごり雪」+「木綿のハンカチーフ」で、親の世代もニヤリとさせる。しかも、雪が降ってるわけだから、サビのコード進行は「雨は夜更け過ぎに雪へと変わる」パッヘルベルのカノンなんです。
それから、シングルのカップリング曲「夏色惑星」も歌詞に「夏の扉」が出てくるので、よく聴くとサビの頭が「渚のバルコニー」という具合。
古い材料を組み合わせて、引用元もわかるようにして、新しい曲に仕立てるというのは、なかなかの才能だと思います。
誰だったか、マーラーの復活をコラージュ風にした作品がありましたっけ。
(09/8/4 00:12)
Res
いいがかりさん、おはようございます。
パッヘルベルのカノンについては、相当多くのミュージシャンがあちこちで使っていますので、正直、出てきても「またかよ」くらいにしか感じなくなってしまいましたが、そうか、いきものがかりはあちこちで「引用」もやってたんですね。
もともとポピュラーソングに詳しくないので、気づいてませんでした。ご教唆ありがとうございます。
私、これからしばし旅行に行くのですが、いきものがかりは娘も気に入っているようなので、車の中でまた沢山聴くことになりそうです。
(09/8/4 05:37)
Res
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