アニメーションPVをつくった
textes/notes/音楽
written 2011/2/4
先日完成した初音ミクボカロ曲「CPU」、「サビ以外はポップじゃない」という一部の方のご意見もいただいたが、自分としては、反=POP要素(変拍子、和声的逸脱)を内包しつつも完全にPOPな外形をもった作品であって、自分としてはあまり得意でない/好きでない「ふつうのメジャーキー」に則った曲調にしては、そう悪い出来とも思っていない。周囲ではとくに評判よくもないようだけれども。
これまでボーカロイド曲を作るたびに一応動画化してきているし、今回も動画化した。ただしYouTube版だけであり、ニコニコ動画にはアップしない。
昨年廉価セールのとき購入したままで、ほとんど触っていなかったソフト、act2(販売元)の「アニメクリエイター Debut」を全面的に活用、2DフルアニメによるPVが完成した。
ほぼ初めての試みで相当四苦八苦し、ソフトの使い方を実地に学習しながらの作業となった。
アニメーションと言えば本来は1コマずつ描画するのが基本だと思うが、このソフトは「ボーンの操作」をタイムテーブル上に配置していくことで、手足を動かすしくみ。ボーンを動かせば肘がそれにつれて折れ曲がったりする。ただ、余計な部分も歪むなど、なかなかうまくいかないようだが・・・。
従って、正面を向いていた顔が右方向に向いたりするような表現は、このソフトは得意ではなく、結局1コマずつ描画するしかない。
この辺は3DCGの方が簡単だ。
もちろん3DCGの場合は、最初のモデリングと、レンダリングにかなり時間をとられることになるので、一人で作るならやはり、2Dアニメの方が費やす労力・時間は少ない。
ペンタブレットも持っているけれど、今回は全く使わなかった。全部マウスによる描画。ペンタブレットの操作感にはどうもなじめない。
しかし作曲専門を自認している人間が、なぜこんな「動画化」に時間をかけてるのか?「趣味」なのかねえ。相当に面倒なんだけど。
今度からぴくりとも動かない静止画による、簡易動画で行こうかな・・・。作曲家が余計なことにエネルギー奪われるのは、よいことではない。というか、ニコニコ動画を使わない時点で、楽曲の動画化いちいち必要ないような気もする・・・。
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