2010年の記録
textes/notes/雑記
written 2010/12/31
誰も興味なんかないだろうけど、今年1年間の私の、主に創作およびネット上の動向をまとめてみる。
楽曲は14曲作った。
2009年末頃から2010年初めにかけて、情緒的に不調。
1月、しきりに精神医学関係の本を読む。特に木村敏など。BOOM BOOM SATELLITESに一時期惹かれる。Twitter開始。
1/15 (music) 父の名 Noms-du-Père(「断絶詩集」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=664
1/26 mixi3年ぶりに復帰。
1/19 「父の名」でニコニコ動画初投稿。
2月、西野カナの声にはまる。
2/27 (music) エンドン Endon(「断絶詩集」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=677
3月頃からオウテカにはまり、エレクトロニカを聴きまくる。
3/21 (music) シナプス Synapse(「断絶詩集」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=682
4月頃から現象学系の読書が増える。
4/ 4 (music) 反復 Wiederholung(「断絶詩集」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=686
4/18 (music) Waves(「PRISM」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=691
4/23 (text)エレクトロニカと死 http://www.signes.jp/textes/index.php?id=693
5/29 (music) rm -r(「PRISM」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=698
6/19 iPhone 3GS購入。生活一変。
7/17 (music) メランコリー Melancholie(「断絶詩集」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=703
8月、奥尻など家族旅行。
9月以降、ヤニス・クセナキスの音楽に熱中。
9/11 (music) Intanalia(「PRISM」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=710
9/27 (music) 9b2_ISIS(「PRISM」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=712
9/18 (text)従属する音楽と現代の神話 http://www.signes.jp/textes/index.php?id=708
10/ 8 (text) 意味を超える「音」 - 音楽現象学の試み http://www.signes.jp/textes/index.php?id=713
10/10 (music) Iannis-C(「PRISM」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=715
10/31 (music) 音楽のめざめ(「PRISM」) http://www.signes.jp/textes/index.php?id=718
10月下旬、突然佐々木希(モデル)が好きになる。
11/12 タバコ値上がりのため、これまで20年間以上、1日20-30本吸っていたところを、1日10本以下に節煙。禁煙ではないが、自分にとっては革命的な変化。
11/21 (music) Monomania(「PRISM」) http://www.signes.jp/musique/index.php?id=689
11/25 ニコニコ動画批判「事件」:(text)ニコニコ動画ー悪の生成装置 http://www.signes.jp/textes/index.php?id=721
12/ 4 (music) 虹のイデア(nt remix) http://www.signes.jp/musique/index.php?id=723
12/29 (music) Phenomenon-1 http://www.signes.jp/musique/index.php?id=725
こうしてみると「気分」の流動がなんとなくわかる。
年の初め頃は情緒的に落ち込んでいて、「うつ」っぽい状態にあった。そこで西野カナなど、J-POPの女性アイコンに救いを求めている。「エンドン」は、そうした落ち込んだ心境から生まれている。
だがオウテカの発見により、「新たな求心性」を得て、心が躍動し始める。最低の「シナプス」を境に、「反復」「Waves」「rm -r」と調子が上向きになっていき、「メランコリー」でPOP路線での自分の現時点での頂点に到達する。
更にクセナキスの再認識を契機に、また「新たな求心性」を得、エレクトリックなサウンドの中で「現代音楽」的なものを構築しようと一連の曲を書く。そしてそれは、再び初音ミクを用いた「音楽のめざめ」で頂点に達する。この曲はたぶん私のここ数年の音楽の頂点に位置するもので、ここで私は力を出し尽くしてしまう。この時点で、もはやこれ以上やるべきことが何もないのだ。
「既に書いた曲」が現在も自分にとってあまり非の打ち所がないと感じるのであれば、絶対にそれを超えた曲は作れない。というか、脱力のあまり、徹底的な不調に陥るのが当然だ。後続の「Monomania」「虹のイデア (nt remix)」はこの不調の中にある。おまけに半分以下への節煙という、生活における大転換を試みたため、当然ストレスが生じていた。
そうした中で、ニコニコ動画を批判し、自分の動画を全削除。このときの言動により、Twitterでフォロワーが離れていったり、喧嘩になったりし、おおきな動揺を引き起こした。この時期はたぶん、「うつ」的な下降の最低ラインに近かったと思う。
しかし、目先を変え、久々のピアノ曲「Phenomenon-1」を書いた。これは出来としては悪くないと思っている。ここから来年にかけて、再び上昇の機運が生まれればいいなと思う。
こうしてみると、やはり、音楽上の新しい出会いが、私の心を躍動させ、創作上の求心力にも影響していることがはっきりわかる。
今年はオウテカとクセナキスが、私の心を「更新」してくれた。さらに私を飛躍させてくれる音楽に巡り会えればいいのだが。
しかもこの音楽上のバイオリズムと、実生活上の気分のバイオリズムは完全に一致している。
今はとりあえず「音楽のめざめ」を超えて進まなければならない。
相変わらず抗うつ剤は飲んでいる(5年目)。タバコの節約はまだ慣れきってはいないけれど、「ニコチンガム」を使うことでなんとか、「1日10本以下」という目標は毎日守られている。最近の生活はたぶん順調。親戚づきあいが面倒なので正月は苦手だが、短いながら仕事は休みだし、少し体調=心の調子を整えて、新たな創作に向かっていきたい。
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