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Intanaliaが完成

textes/notes/音楽

written 2010/9/11


いろいろあってしばらく空いたが、「PRISM」シリーズの新作「Intanalia」が一応完成した。ちょっと最終ミックスでこけたような気もするが、とりあえず。
たぶん「rm -r」に近い作風だが、エレクトロニカよりも「現代音楽」に傾いている。作曲中、エレクトロニカは自宅ではほとんど聴かず、クセナキスや三善晃さんなどの「現代音楽」ばかり聴いていた。

音源:http://www.signes.jp/musique/Prism/Intanalia.mp3
掲載ページ:PRISM

作曲の狙いは「エレクトロニックなオーケストラ」みたいな豊穣さだったが、うまくは行ってない。技術が未熟で、とりわけシンセの音づくりが経験不足なため、イメージにマッチする音を探してくるのが大変だった。
今回は完全に無調、変拍子の嵐となった。
構造的にはよりクラシック的になっていると思う。

主題は音列で、各音のオクターヴやリズムは常に変化する。
さらに中間部後半(2:54あたり以降)では、この主題を変形させて得た12音列を使用している。しかし、12音主義にはなっておらず、ただ対位法的に絡ませたり、音を縦に積み重ねてみているだけだ。
このような音列作法は、メロディラインというものをぶっこわすのに向いている。跳躍の多いゲシュタルトを形成することで、より現代音楽らしくなる。
そうそう、Intanaliaというのは、なんとなく頭に浮かんだ言葉で、全く意味はない。ネットで調べてみるとアフリカの女性の名前のようなのだが・・・。

ポップ、エレクトロニカからも離れ、私はまた孤独な、誰からも愛されないような音楽の方向へと向かっている。
結局ひとりになるしかないという諦めのような感情が、この曲を生み出した。
誰からも褒められないし、聴いても貰えないかもしれないが、とりあえず自分なりの思考に誠実でありたいと思う。

次はまた、エレクトロニックな音楽にするか、それとも気晴らしにピアノ曲でも書くか。まだ決めていない。


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