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ごった煮フュージョン

textes/notes/雑記

written 2009/3/22


初音ミクを用い、ポピュラーミュージックのrepaintを空想する実験、「かけら」に続く第2作「マーヤー」をアップ。
なにしろ2ヶ月もかかってしまった。エフェクターやSEなど、これまで使わなかったものを一挙に大量活用しているのだから、妙に手間取ってもしかたない。
一応フュージョンということにしとくけれど、国籍不明の民族音楽ふうの旋法やらジャズ、ロック、クラシック、ダブ、ヒップホップやら、もうなんでもありの世界だ。とどまることなく、次々と雰囲気も拍子も調も変わって行く。「流転する世界」の音楽化だが、まあ、「残酷な小曲集」や「パルティータ」の延長線上に、エレクトリカルにやってみたというところか。(ちなみに歌詞は「マーヤー」がサンスクリット語で、インド神話の神々が人間たちに恩寵と破壊をもたらす「幻力」を意味する以外、すべて意味の無い・どこの文化にも属さないコトバである。初音ミクに「はぁー」とか言わせて遊んでいるだけだ。)
いきおい、6分弱のやや長い曲になってしまった。本当はベースやパーカッション、SEにサウンドバランスなど、細かい所をもっと根気よく丁寧に仕上げるべきなのだろうが、2ヶ月もかかってしまった今、私は既にここから逃げ出したくてしょうがない。
気が向いて時間があれば、少し手直しするかもしれないが、まあ、私のことだからたぶんしないだろう。
この作品もまた、「思考の残滓」にすぎないのだ。
思考はさらに奥へと進みたがっている。


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