落選
textes/notes/雑記
written 2008/12/21
某コンクールに送った楽曲は、予想通り落選した。
やはり私の人生には、目の覚めるようなおもしろい事は何ひとつ起きはしない。
歯牙にもかけられなかった訳で、私の音楽が社会的に容認されないという事実がこれで明確になったと思う。
私は二流でさえなかった。
今日買って来たジャワのガムラン音楽のCDはすごくいい。
音楽はまだ、存在する。
私にはまだ到達し得ていない音楽世界が、確かに存在する。
ただ問題なのは、今回はっきりと答えの出た「現代音楽という領域内には、自分の音楽が受け入れられる余地はない」という現実だ。私はどうやら、音楽をとおしてまだ他者たちとつながりたいと思っているようなのだが。
私はどこに向かえばよいのか?
ところでコンクールに提出した曲だが、徹底的に不可とされた楽曲をいまさらweb上で公開しようなんていうのは、聴き手の方に失礼というものではないか? という気がして迷った。が、「聴いてみたい」と言って下さった方もいたので、恥をさらすようなものだけれど、公開することに決めた。曲名は「マントラ」、メシアンの四重奏とおなじ編成。
ちょっと審査員の存在を気にしすぎて、いつになくキレイにまとめすぎた感はあるかもしれない。
なにかご感想などありましたら、お寄せください。
さて、落選の痛手から音楽なんぞやめてしまえ、とも思ったものの、まだ人生が尽きないうちは退屈なので、やはり音楽を探しに行くことにします。
やりかけの作曲、かねて計画していた作曲をこなし、その次のステップとしては、反=クラシック、反=現代音楽的な、奇怪なエレクトリック・ポップを試してみたいと思っています。
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