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シュルレアリスム

textes/批評/文学

written 2003/9/6


Surrealisme

アンドレ・ブルトンの主導による、フランスを中心としたモダニズムのひとつの核をなす、極めて壮大な芸術革命運動。その持続性はおそらくブルトンのカリスマ性によるものだろう。
シュルレアリスムの領域は文学から美術に及ぶ。
異なるものの遭遇による衝撃、前世紀ふうの古典的エクリチュールを破壊することによる衝撃、それらにより感覚を刷新し、現実なるもののむきだしの実態に肉薄して、あらたな美的価値を生産することが目的だった。しかも途中から社会主義にも傾斜し、「生活面の改革」もあわせてもくろんでいたようだ。
一方、自動筆記法や夢の記述など、要するに潜在化の意味を白日の下にさらすことで、旧来の「ブルジョワ的」価値の転倒をねらっていた。(ひそかにフロイトに影響されていた。)
しかし、思うにそれらは、最終的には19世紀的な「意味の体系」への対立物でしかなく、逆にそれをひきずる結果にもなったのだ。
美術においては、エルンストの絵画はなかなか新鮮だし、画期的な示唆に富んでいる。ダリやマグリットあたりには、何か不順な手つきを感じてしまうが・・・。


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