パウル・クレー
textes/批評/美術
written 2003/9/6
Klee, Paul (1879-1940)
20世紀のもっとも魅力的な画家の一人。
クレーは形象を、頭の中で自在に動かし、配置しなおす。その幻想的な映像は、緻密な理論に基づいて考え抜かれ、隙がない。
あのしぶくて深い色調は、おそらく努力の末に発見したものだろう。クレーの天性は線にあるのではないかと思っている。
抽象的な作品も味わい深いが、一方、天使のシリーズは直接的な魅力に満ちている。
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