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スティーヴン・キング

textes/批評/文学

written 2003/9/6


King, Stephen (1947-)

キングの面白さは心的なエクリチュールがかなりのリアリティをもっていることに起因すると思う。ほとんどの作品が映画化されているらしいが、ホラー映画は見る気がしない。キングの良さは小説としての質の高さにある。
読むとはまるそのエクリチュールは、ドストエフスキーなみに重量感があるとも言える。
部分的には、ちょっと緩いなと思う箇所もあるのだが・・・。
特に人物の存在感が秀逸で、現代(アメリカ)人の日常的な(ちょっと病弊した)心理をうまく表現しているように思える。
ホラーを嗜好するという心理自体が病的なものかもしれない。


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