終末
textes/思考
written 2002/2/3
私たちはいつも終末を待ち望んでいる。
○○の終焉、という言い方が大流行し、絶望したり、やけくそになって逆に空騒ぎしてみたり。生産したりがんばったりすることに、なんとなく疲れている。
終末の向こうに天国があるとかいうことを、日本人である私たちの多くは信じてはいない。どちらかというと、「死」や終末の向こうには、何も存在しないと考えている。
死は突然やってくるに違いないのだが、そこで急激に一切が途絶する瞬間をイメージすると、なぜか美を感じていることに気づく。
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